発熱って何度から?
風邪をひくと体温があがります。
体温があがった状態は「発熱」と呼ばれ、発熱の症状が出たから病院に行くという人も多いです。
ところで発熱って、体温が何度以上になるとそう呼ぶのでしょうか。
医学的には37.5℃以上の症状を発熱と呼びます。
小児科でも37.5℃以上が発熱と考えられています。
ただあくまでこれは一般的な考えで、発熱の症状が出ていないから病院に行かなくてもいい、というわけではありません。
体温というものは性別や年齢、そして体質によって変わります。
37度から体調が悪くなるという人もいれば38度になっても元気という人もいます。
このため37.5℃未満でも、体調が悪ければ病院に行ったほうがいいでしょう。
37.5℃はあくまで基準として考えたほうがよいです。
どうして発熱するの?
どうして風邪をひいたとき発熱するのでしょうか。
実は発熱とは、ウイルスが起こしているものではなく、体がウイルスを退治するために起こしている症状です。
体温が高くなると、ウイルスなどの病原菌の増殖が抑制され、ウイルスを倒す白血球の機能が促進されます。
風邪で体温があがったら、解熱剤で無理やり熱を下げたりせず、そのままにしておいたほうがよいです。
ただしそれも限度があり、あまりに熱が高すぎる場合は、解熱剤を飲んだほうがよいでしょう。
このあたりの判断は、素人がおこなうよりも病院に行って医師に尋ねるとよいです。