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発熱があったときの診察

発熱があった場合、どれくらいの体温かによって医療機関で診察を受けるか自宅で静養しているかのどちらかだと思いますが、これはどのような基準で決めればいいのでしょうか?
まず発熱があったとひと言で言っても、普段どれくらいの体温が平熱なのかによって状況は変わってくるので平熱を把握することが重要です。

一般的に37度~37度5分程度かた微熱と呼ばれ、38度以上になると高熱と言われていますが、これは平熱が36度~36度5分程度の人の場合です。
日本人の平熱はだいたい36度~36度5分程度の人が多いですから、微熱・高熱はこの平熱を参考にしている部分もありますし、平熱が低い人は一般的に微熱と言われている程度の発熱でもかなり体調が悪くなることもあります。

医療機関で診察を受けるタイミングは人それぞれですが、基本的には発熱が3日程度続くようであれば診察を受けることをおすすめします。
また、熱が急激に高くなったりする場合はインフルエンザの可能性もありますので、できるだけはやめに診察を受けてどういう状態か確認しなければなりません。

同時に発熱以外の症状にも注目する必要があり、たとえば咳が続いていたり、のどの痛みや頭痛がある場合はそれも医師に伝えてください。
高熱が続いて肺炎などを併発していると、適切な治療を早めに行わなければなりませんし、最悪の場合入院することもあります。

ほかにも腹痛や下痢などがある場合はO-157などの感染症も疑われますから、こちらもインフルエンザの場合と同じように速やかに医療機関へかかってください。
発熱があった場合にかかる診療科はまず内科がもっともおすすめで、そこから症状に合わせて違う診療科へかかるほうがいいでしょう。

総合病院へ行く場合はあらかじめ予約が必要な場合がありますし、日によっては当日診療ができないところもありますので、受診する前に必ず確認してください。
個人病院の場合は予約制でも当日診療をやっているところが多いです。

さらに深夜急に体調が悪くなってしまってどうしようもなくなったときには、救急外来を受診することもできます。
救急外来は総合病院にありますので、できるだけ連絡して症状を伝えてからどうすればいいのか支持を仰いでください。

発熱はすぐに収まる場合もあるのですが、朝下がっていても夜急に高くなっていることもありますし、治ったと思ってもぶり返してしまうことがありますので普段から体調管理をしっかりやりましょう。